マンションの遺品整理費用相場|1LDK・2DK・2LDK・3LDKと追加料金

マンションの遺品整理費用について業者の見積書を比較する日本人家族 片付け・残置物

マンションの遺品整理を業者へ頼むとき、「2DK・2LDK・3LDKの相場はいくら?」「本が多いと高くなる?」「エレベーターがあれば安くなる?」と迷う方は少なくありません。

結論から言えば、部屋数だけで費用は決まりません。公開されている料金情報では2LDKの目安に幅があり、荷物量、搬出経路、養生、トラックを止める位置、家電リサイクル品などによって総額が変わります。特に80㎡前後で本棚や書籍が多い住戸は、同じ2LDKでも作業人数や車両が増える場合があります。

最初から1社に決めず、同じ作業範囲で複数社の現地見積もりを取り、総額と追加料金の条件を比べることが重要です。

マンションの遺品整理費用相場

次の金額は、LIFULL HOME’Sが公開している間取り別の目安です。実際の料金は荷物量や地域、建物条件、サービス範囲で変わるため、見積もり前の参考としてご覧ください。

間取り公開されている費用目安
1R・1K2万~12万円
1DK4万~15万円
1LDK6万~23万円
2DK8万~25万円
2LDK10万~42万円
3DK12万~45万円
3LDK14万~67万円
4LDK以上20万~90万円

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出典:LIFULL HOME’S「遺品整理の費用相場」(2026年8月24日確認)。料金に含まれる作業や税の扱いは、依頼先ごとに確認してください。

東京都内の遺品整理業者には、2DK・2LDKを12万円からと案内している例もあります。ただし、これは開始価格であり、荷物の量、必要人数、車両台数、買取品の有無などで変動します。「2LDKだから一律いくら」と判断しないことが大切です。

一軒家全体の相場や費用が高くなる条件は、遺品整理の費用はいくら?一軒家の相場と高くなるケース・安くする方法で詳しく整理しています。

2LDK・80㎡の費用はどのくらい?

2LDK・80㎡でも、家具が少ない住戸と、長年暮らして本や家財が多い住戸では作業量が大きく異なります。公開相場の10万~42万円を基準にしつつ、次の条件が重なると上限を超える可能性も考えておきましょう。

  • 本棚が複数あり、書籍や雑誌の重量が大きい
  • 大型家具の分解や吊り下げ搬出が必要
  • エレベーターが使えない、または使用時間が限られている
  • 共用部の養生範囲が広い
  • 玄関からトラックまでの搬出距離が長い
  • 近隣に駐車できず、離れた場所へ運ぶ必要がある
  • エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの取り外し・処理がある
  • 仕分け、探索、供養、清掃などを追加で依頼する

反対に、必要な物と処分する物が分かれている、エレベーターや駐車場所を確保できる、売却できる家具・家電がある、といった条件では負担を抑えられる場合があります。

マンションで追加料金が発生しやすい5つの条件

1.エレベーターの有無と使用条件

エレベーターがあっても、住民と共用するため搬出時間が限定されることがあります。管理会社への事前申請、作業可能時間、荷物用エレベーターの有無を確認しましょう。

2.共用部の養生

廊下、エレベーター、エントランスなどを傷つけないため、保護材で養生することがあります。養生が基本料金に含まれるか、範囲によって追加になるかを見積書で確認します。

3.トラックまでの搬出距離

建物の前に車両を止められない場合、台車で長い距離を運ぶ必要があります。駐車料金だけでなく、作業時間や人員が増える可能性があります。

4.本・食器・家具の量と重さ

本や食器は見た目以上に重く、箱数や搬出回数が増えやすい品目です。大型の本棚やたんすが玄関を通らない場合は、室内での分解作業も必要になります。

5.管理規約と近隣対応

マンションによって、作業日、時間帯、車両、養生、搬出ルートにルールがあります。見積もり前に管理会社へ確認し、その条件を業者へ共有すると、当日の追加作業や延期を防ぎやすくなります。

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作業範囲・養生・車両・追加料金の条件を、契約前に確認しましょう。

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見積書で比較する12項目

安い見積もりを選ぶだけでは、当日に追加料金が発生することがあります。各社へ同じ条件を伝え、次の項目を表にして比較しましょう。

  1. 室内の仕分け
  2. 梱包資材と梱包作業
  3. 室内からの搬出
  4. 共用部の養生
  5. 車両台数と駐車料金
  6. 家具の分解・取り外し
  7. 家電リサイクル品の扱い
  8. エアコンの取り外し
  9. 簡易清掃または特殊清掃
  10. 買取金額と値引き方法
  11. 税を含む最終総額
  12. 追加料金が発生する条件

写真や動画による概算見積もりは、候補を絞るためには便利です。ただし荷物が多い場合は、最終的に現地を見てもらい、作業範囲と追加料金の条件を記載した見積書を受け取りましょう。

家庭から出る廃棄物の処理方法も確認する

家庭から出る廃棄物は、自治体のルールに沿って処理する必要があります。依頼先へ、一般廃棄物の収集運搬をどのような許可・委託体制で行うのか確認してください。テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象です。処理費用や運搬方法を見積書で分けてもらうと比較しやすくなります。

遺品整理と不用品回収の役割の違いは、遺品整理と不用品回収は何が違う?実家じまいでどちらを頼むべき?も参考にしてください。

売却前に全部片付ける必要はある?

相続したマンションを売る予定なら、査定前にすべて処分する必要があるとは限りません。不動産会社や買取業者によっては、残置物がある状態で相談できる場合があります。

手残り = 売却価格 − 遺品整理費 − 売却諸費用 − 売却までの保有費用

「片付けて仲介で売る」「現況のまま売る」「買取を利用する」などを同じ条件で比較してから決めましょう。現況売却については、空き家を現況のまま売る方法|片付け・解体しなくても売れる?、費用全体については、実家じまいにかかる費用一覧|片付け・解体・登記・売却費用で解説しています。

費用を抑える進め方

  1. 先に保管品を確保する:通帳、印鑑、権利証、契約書、写真、貴金属、鍵などを分けます。
  2. 管理会社へ確認する:作業日時、搬出経路、養生、エレベーター、駐車条件を聞きます。
  3. 同じ条件で3社程度に依頼する:部屋、物量、作業範囲をそろえて見積もります。
  4. 買取品を分ける:家具・家電だけでなく、専門書、趣味用品、未使用品なども確認します。
  5. 最終総額を書面で確認する:追加料金が発生する条件とキャンセル規定も確認します。

よくある質問

2LDKで30万円は高いですか?

金額だけでは判断できません。2LDKの公開相場には幅があり、荷物量、作業人数、車両、養生、搬出距離、家電処理、清掃などで変わります。30万円に何が含まれ、どの条件で追加料金が発生するかを複数社で比較してください。

大量の本は買い取ってもらえますか?

すべての本が買取対象になるとは限りませんが、専門書、全集、初版本、署名本、状態のよい人気作品などは査定対象になる場合があります。処分前に遺品整理業者だけでなく、専門買取の査定も検討しましょう。

エレベーターがあれば必ず安くなりますか?

階段搬出より負担が減る場合はありますが、養生範囲、利用時間、搬出距離、住民との共用条件によって作業時間が変わります。見積もり時に実際の経路を確認してもらうのが確実です。

遠方に住んでいても依頼できますか?

鍵の受け渡しやオンライン確認に対応する業者もあります。ただし、残す物と処分する物、探索品、作業後の写真、追加作業の承認方法を事前に書面で決めておきましょう。

まとめ

マンションの遺品整理費用は、間取りよりも荷物量と搬出条件に左右されます。2LDK・80㎡で本や家具が多い場合は、公開相場だけで決めつけず、管理規約と搬出経路を確認したうえで現地見積もりを取りましょう。

比較するときは、作業範囲、養生、車両、家電処理、清掃、買取、税、追加料金の条件をそろえます。売却予定なら、片付け費を先払いする前に現況査定も取り、最終的な手残りで判断するのが安全です。

遠方にある実家を立ち会いなしで片付ける場合は、鍵の受け渡し、写真報告、追加作業の承認方法を事前に決めることが大切です。詳しくは「遠方の実家を立ち会いなしで遺品整理する方法」を確認してください。

参考情報

遺品整理費用は1社だけで決めない

同じ間取りでも、荷物量や搬出条件によって見積額は変わります。契約前に複数業者の費用を比較しておくと安心です。

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